Essay

星詠みで自分自身が救われたことと、コアラの話

Yuri
YURI
YURI

今まで精神面に関することばかり書いてましたが、ようやく星詠みや四柱推命に救われたことを書きたいと思います。

昔からやりたいことがたくさんあり、やりたいことは全て仕事にするほど熱中して生きてきました。

20代まではそれで良かったのですが、少しずつ「1つのことを続けられない自分はダメなのかな……」と思うようになっていきました。

この道何十年、というような職人さんに憧れていたり、周りにプロフェッショナルな仕事をしている人が多かったというのもあり、「いつになったら自分の道が見つかるのだろう」と不安を抱くようになっていたのです。

それに追い討ちをかけるように

「なんで辞めたの?もったいない〜」
「続けていれば、もっと成功していただろうに」

そんな声をかけられることも多々あり「やっぱり私の生き方は間違っているんだろうか?」と考えてしまう瞬間が増えていきました。

そんな『1つのことが続かない』という悩みを持った私を救ったのは、星詠みや四柱推命でした。

四柱推命で私は『胎』という星を持っています。(本当は星と呼びませんが)

その『胎』というのは『胎児』の『胎』。お母さんのお腹の中で細胞分裂を繰り返しているまだ生まれていない子のこと。ようするに、生まれるその時まで、1つの姿にとどまれないということです。

そんな胎は、1つのことを長く続ける方が合っていない。様々な仕事や経験をしていき、人生の後半で自分のオリジナルな道を見つけていくとも言われています。

これを知ったときに、「これで良かったんだ〜!」とすごく安心をしたのを覚えています。

さらに、1人でお腹の中でぬくぬくと生きているのが胎児ですから、お腹の中に誰かが入ってくることなんてありえません。安心安全なあたたかいお腹の中にいるのが胎なんです。

実際私の感覚もその通り。自分1人のスペースが必ず必要で、ワンフロアに70人も人がいる企業で働いたときは、辛くて仕方ありませんでした。とにかく1人にしてほしい〜〜と。

そして『胎』の他に『死』という星を2つ持っているのですが、『胎』は前世。『死』は死後の世界を表していると言われています。この2つの共通点は【現実を生きていない】ということ。

なので、他の人が言うような「続けないと成功しないでしょ!お金稼げないでしょ!」といった言葉に心がひっかからなかったんです。お金を稼ぐ、成功するといった価値観を持っている人は、現実を表す星だったり、西洋占星術で言えば『地』のサインに星を持っていたりします。そしてやはり私は『地』のサインが一番少ない。私が多く持っているのは『風』と『火』。流れて、燃えて上に登るばかりなんです。

さらに、他の占術でみると『金銭欲を手放している』『気前がいい』という星を持っているので、4年間もモニター価格でしかセッションをしていないのも頷けました。毎月の支払いに困っても、「稼ぎたい!」という気持ちが湧いてこなかったのです。もちろん一生懸命働いていましたが、『もっと稼ぐために働く』という動機が私には噛み合わなかったのです。『働くのは喜んでもらうのが嬉しいから』『稼ぐのは生活のためだから』といった価値観で生きていたと思います。

しかし、おもしろいことに西洋占星術で私が目指す先は『自分の才能を使って物質的に豊かになること』と示されているのです。はてさてどういうことか……

色々な人から〝稼ぐ〟ことについて考えさせられるキッカケをたくさんもらいました。

それで、〝お金で得られる最高の幸せ〟を本気で考えてみたんです。

今までも、『動物たちや自然を守ることにお金を使いたい』とは思っていて、自分の描いた絵でグッズを作りチャリティをしたり、ボランティアへの参加や、毎月の定額寄付などもしていましたが、それでも今の自分にできる範囲でのこと……。

そんなことをウダウダと考えていたとき、オーストラリアのコアラの里親制度を思い出したんです。

コアラの里親になると言っても、自分が預かって育てるわけではありません。里親という名の「定期的な寄付」というものです。

寄付と言うのか、里親と言うのかという違いだけなのですが、〝この子の里親になれる〟と想像しただけで、ものすごく幸せな気分になれたんです。

そうそう私は、世界の動物たちと家族になりたかったんだ。

ということで早速、オーストラリアのトリッシュちゃんの里親になりました。(わーーーい!!)事故で腕を怪我して、片腕が麻痺をしているそうです。そのため自然の中で生きるのは難しく、オーストラリアのコアラの病院にて仲間たちと暮らしているのです。

はぁ……トリッシュちゃんのママになったなんて。(じーーーん)
※ママもパパもたくさんいるのわかっているけれど、この喜びは止まりません。

またお仕事頑張って、ケニアの象の里親になりたいと思っています。

本当は思いつくまま申し込んでしまいそうだったのですが、ここで「気前が良い」だけを発揮してもダメなのです。(夫にも「落ち着け」と言われました)

いやぁ、本当に……今までで1番、喜びに溢れたお金の使い方でした。

そして、お金を稼ぐっていいことだわ!と腑に落ちたんです。

そんなこんなをしていたら、今までよくわからなかった私の持つ星の意味がようやく理解できたのです。私には〝家族〟というところにもテーマがあります。確かに、1歳で一家離散し、育った家でのトラブルは昼ドラのようで、学んだことも多いし、家族の精神障害をきっかけに心理療法や精神医学についても学び、相談支援員といった仕事や今のセッションにも生かされています。

それだけなのかな、と思っていたのですが、『血縁を超えた家族』というテーマとも読める……。なるほど、動物たちと家族になりたいと現れてもおかしくないな、と。

このように人生のテーマは仕事に限りません。どうやって生きていくか、どう楽しんで生きていくか、どう世界に貢献していくかは人それぞれです。でもそれに取り組み始めると、いろんなことが、結びついて腑に落ちていきます。

私はどんな人生物語を生きているのだろう、どんな物語にしていくのだろう。

そんな疑問を抱きながら、実際に経験してきたこと、そして様々な占術を通して理解することができました。謎解きみたいでおもしろいです。

ちなみに、自分の気持ちに素直で、思うがまま生きている人は自分の道を歩んでいるのかもしれませんが、実際は、他者や世間から〝当たり前だよ〟〝これが普通だよ〟というものを押し付けられ、自分を疑いながら生きている方も多いと思います。(過去の私がそうだったように)

そんな方に新しい視点として、占いを取り入れていただけたらいいんじゃないかなと思っています。

私自身ちょっと本気になりすぎて、〝思いが重い〟になってしまっていたのですが、もっと気軽にいろんな人に体験してもらえたらいいなと思うようになりました。

「気になる〜」って方、ぜひぜひLINEかInstagramのDM、メールなどからお声がけください。

タロットのこと全然書いてませんが、こういった世界に飛び込んではじめて手にしたのはタロットでした。

またどこかでタロットについても語りたいと思います。

YURI

ABOUT ME
寺山 由利
寺山 由利
星詠師・四柱推命・タロット / 猫のしもべ
生きることに希望を抱けない。自信がない。そんなところから始まった人生でしたが年を重ねるごとに、たくさんのことを学ぶごとに、希望が増え、穏やかな自信を抱けるようになり、幸せを感じる瞬間が増えていきました。 『自分のことがよくわからない』と感じることも多かったのですが、タロットや星を通して理解が深まり、悩みの種となっていた自分自身の性質さえも、愛せるようになっていきました。 そして、たくさんの人と話すうちに、世間のいう価値観に合わせ、自分を抑えている人が多いことを知りました。お話ししていて、〝可能性は無限大だ〟と、感じることが多くあります。 だからこそ、その人だけの特別な人生を歩めるような後押し、お手伝いができたらと思っています。 【好き】動物、自然、音楽、アート、神社仏閣 【経歴】音楽→デザイナー→広告代理店→WEBメディア編集長・MG→ナレーター→就労移行支援施設・支援相談員・講師→マーケティング
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