人生に意味を求めたくなる衝動を止められなかった
現代人に圧倒的に足りないのは〝安心感〟
子供の頃、何があってもお父さんお母さんが守ってくれるから大丈夫。
どんな感情を出しても受け止めてくれるから大丈夫。
そんな両親への信頼が揺るぎない〝安心感〟となる。
しかし、忙しい現代では
一刻も早く
- 間違わないこと
- うまくやること
- 我慢すること
を覚えさせられる。
安心感の真逆のものを大きく大きく育てている。
安心感は全ての土台になっているから安心感がないと、穴の空いたコップのような状態になる。
穴の空いたコップに愛や友情や、人間関係や、お金や仕事。
そして、情報といったものを注いでも何かが少しずつ漏れ出てしまう。
いくら上質な水を入れようとしても、不安感や罪悪感、自信のなさがコップの穴を大きくしていく。
もしくはせっかく入った水を濁らせていく。
だから、目の前にある大きな問題や悩みに対処しつつも、その奥にあるべき〝安心感〟を育み直す必要がある。
そして、安心感を抱けるようになったらどんな状況でも幸せを感じて生きていける。
それだけでもいいんだけど、みんな、この世に2つとしてない〝私〟として生まれたのであれば、好きなことに関わりながら、持っている才能や自分らしさを発揮して生きた方が、もっともっと楽しいだろうと私は思うから
そういう土台構築、心理面でのサポートだけでなく自己理解を深め、才能を発揮できるように私が何かできたらいいなと思ってここまで学んできた、生きてきた。
私は、本当に
皆んなが自分らしく生きられたらいいのに!
という想いが非常に強いと思う。
なんでかというと、私自身、1歳で一家離散し、伯父の家で育ったこともあって安心感を感じたことがなかったし、
私は望まれてもいないのに、なぜの世に産まれて頼んでもいないのに、「育てた恩を返せ」と親戚に迫られなくてはならないのかと当時、非常に、非常にムカついていたから。
それもあって
「生まれた理由を教えてよ!
絶対にあるでしょう!?
そうじゃなきゃこの人生は一体なんなんだ!」
と、人生に意味を求めたいという衝動が強かったから。
伯父さんたちに恩を返さなくてはいけないのは、親戚の家に預けた「私の両親」であり「私」ではない。
頭ではわかっているのに
「私はこの家に恩を返さなくてはいけないのかもしれない」
という恐怖が足枷になっていた。
恐怖で支配する人たちだったので
逆らったら、「死ぬのかな?」と思ってしまうくらい怖かっった。
この呪いが解けたのはほんの数年前であるから、今私が感じているこの幸せには、まだまだ新鮮味がある。
非常に尊い。
こんなに苦しくない世界があるのか
こんなに楽しいのかと
転生したのではないかと思うくらい世界が違う。
その後は、元々自分が得意だったこと、好きだったことに加えて「本当はもっとこうしたい」「こんなことを叶えたい」
という気持ちが少しずつ湧いてきて
迷いながら、ぶつかりながらも今の私になっていった。
私のような境遇だけでなく
- 親がとても厳しかったとか
- 世間の目を気にする親だったとか
- 良い子でいなくちゃいけない状況だったとか
- 喧嘩が絶えない家だったとか
そういう環境でも子供の〝安心感〟は簡単に揺らいでしまう。
小さい頃育まれるべきだった〝安心感〟がないから
自信がない、自己肯定感が低いと感じる人が多い。
(HSPや繊細さんと言われる人たちも生まれ持った繊細さではなく育った環境がそうさせたケースもある)
そして、安心感がない人というのを知らない人がするアドバイスは
安心感がない人にとってあまり役に立たない、むしろ良くない影響さえある時もあることに気づいてそこにも歯痒さを感じていた。
(とても良いことを言っていても何かがズレてしまう)
私のこれまでの人生では〝安心感〟という土台を育みなおすことに時間をかけてきた。
そして、その上に「仕事って楽しいよね!」「皆違う個性があってかっこいいよね!」という私の好きと感じるものが重なったのが
今やっていること。
私が怖くて仕方なかった親戚たちも〝安心感〟がない人たちだった。
だから、自分の思う通りにことが運ばないとイラついてしまう。彼らはお酒に走って暴れるか怒鳴るという方法しか知らなかった。
伯母さんは、逆で安心感がないからこそ、自己犠牲的に生きてしまい、結局、伯父の態度や仕事のストレスが重なって重度の精神障害になってしまった。
そして最後は入院先で誰にも看取られず1人で息を引き取った。
これは連鎖なんだ。
安心感がないまま生きると、子にも、他者にも安心感を与えることができなくなる。安心感のない人ばかりになる。
こういう連鎖があると気づい人から
断ち切っていかなくちゃいけない。
今までこういうことをあまり言わずに、今この人には必要だと感じたときにセッション中にワークやセラピーを挟んだりしていた。
自分の足でそういったところへ惹かれていく方もいるのでそういうときは物陰から応援してた。
でも、ちょっと自分のこういう動機を話したくなって文章打つ手が止まらなくなってしまった。
とにかく私がやりたいことはこういうこと。勢いで書いているから読みにくいかったかもしれない。
伝わってないかもしれない。でも多分何か受け取ってくれる人もいるかもしれないので編集せずにこのまま投稿します。
でもここまで読んでくださった方ありがとうございました。
YURI